学校法人聖和学園 聖和幼稚園

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園長だより

No.2

2020/07/22

7月より通常通りの保育が始まりましたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のために、これまで保護者の方の来園を制限させていただいておりました。最近、仙台市でも新たな感染者の報告があった中で不安もありましたが、7月16日・17日と保育参観日を行うことができ、進級、入園した後の子ども達の園での様子をご覧いただけた事に安堵しております。普段の子ども達の様子をお見せすることができたと思います。保護者の皆様には、体調管理及び検温のご協力ありがとうございました。お子様の様子はいかがでしたでしょうか?

本来なら、この時期、子ども達は自分の好きな遊びや場所、友達を見つけて落ち着いて遊ぶようになります。そして、遊びや生活の中で、自分の気持ちを友達に伝えられるようになりながらも、受け止めてもらえなかったり、友達がなぜダメといっているのかわからず物の取り合いをしたり、作ったものを友達に壊されたりなど、トラブルが多くなる時期でもあります。こうしたことを経験して、子ども達は「思いやり」の心が育って行くと思います。

さて、今年の梅雨は昨年に比べれば本当に長引いていますね。保護者の方にとっては、雨の登降園は大変かと思いますが、毎朝、のの様の前でお友達を待っていると、合羽を来て、長靴を履き、傘をさして登園する子ども達が、いつもより嬉しそうに登園してきているように見えます。傘やカッパを見せてくれたり、長靴でわざわざ水たまりに入ったり…。子ども達のウキウキした気持ちや姿は大事な時間だなと感じています。ある日、年中の女の子から、「あのね、園長先生。雨の日は、カタツムリが喜んで集まってくるんだよ。そして、カタツムリが集まると雨がやんで、空にきれいな虹がでるんだから…」と話してもらいました。子ども達の素敵な思いにほっこりしたのと同時に、雨だからこそ、楽しい過ごし方を考えていかなければと思います。

でも…やっぱり…晴れた日に、園庭や屋上で、元気に遊ぶ子ども達の姿が一番です。

今年は、コロナ対策で、遊びが制限されてしまいますが、その中でも、子ども達がこんな経験ができたという遊びを考えながら、遊びの場(学びの場)を大切にしていく保育をしたいと思う今日この頃です。

『年中組さんの色水あそび』