園長だより『こんにちは!園長で〜す』

No. 72 2019.12.17

令和初のお正月

♪もういくつねると お正月
お正月には 凧(たこ)あげて
こまをまわして 遊びましょう
はやく来い来い お正月

♪もういくつねると お正月
お正月には まりついて
おいばねついて 遊びましょう
はやく来い来い お正月

「お正月」東くめ作詞・滝廉太郎作曲

今の子どもたちは知らない子も多いかもしれません。でも保護者の方や祖父母の方なら知っている人も多いかと思います。この曲を作曲した滝廉太郎は皆さんご存じでしょう。では作詞した東くめさんはどうでしょうか。くめさんは滝廉太郎の2年先輩で、和歌山県新宮市の出身です。生きた時代は1877年から1969年。ほかに作詞した曲は「鳩ぽっぽ」、「雪やこんこん」などです。

東くめさんの生きた時代はどんな時代か、想像はつきます。決して豊かとはいえない時代です。明治に入り、まだまだ諸外国に追いつけない時代で、生まれた年1877年には西南戦争も起きており、国内がまだ落ち着いていない頃です。そんな時代に生きていた子どもたちの一番の楽しみの一つが「お正月」だったのではないでしょうか。

歌詞にあるとおり、お正月になると「お手伝いから開放されて気兼ねなく遊ぶことができて」「普段着ることの出来ない服を着ることが出来て」「おいしいものを食べて」過ごすことが出来る数少ない休日でもあったのです。

今の時代は「もの」が十分にあり、お正月でもお店は開いていて、不足のものでもすぐ買うことが出来ます。私の小さな頃はお正月の三が日は買い物もしないですむように元日、二日、三日と献立は決まっていてその食材は暮れのうちに買っておいたものです。今話題のコンビニの元日休業の是非のニュースの中で、「私は食材を家に置いておかないので、コンビニが休みだと困る。コンビニが私の冷蔵庫」と元日休業に反対している人がいました。

昔、お正月が唯一の休みで楽しみだった頃のように、元日から働かず、みんなでゆっくりとお正月を過ごしたいものです。それを皆が認める世の中になっていくのが、本当の働き方改革でもあるような気がするのですが……。

我が家でよく初詣に行く近所の神社