園長だより『こんにちは!園長で〜す』

No. 70 2019.9.18

ビリがいるから1位がいる

職員会議の園長資料に掲載したものです。

まさに、自明の理です。

勝ち負けがあるから人生は面白いのであって、全員が勝つことも全員が負けることもないのです。

おそらく皆さんが小さい頃から運動会の賞品が1位、2位、3位と順位によって差がつくことはなかったのではないかと思います。

でも、「負けた子の気持ち」「貰えない子の気持ち」が大事とされ、運動会も皆が1位、学芸会や発表会も「皆が主役」というのが当然のように考えられるようになってきたのです。

いろいろと考えさせられることはあるところです。子どもにとってどうなのか…と考えてみたいですね。上記の考えは「大人の考え方」であることは間違いないところですので。

5月の「こどもはなまつり」でのことです。やはりこんな声が出てきました。

「うちの子の顔が見えなかった」

これは親心からすれば当然ですね。歌やハンドベル演奏をする→ひな壇を使う→段差が少ない→背の順で並べる→でも見えないなら、担任や指導者はどうしたらいいのでしょうか。「できない」なら、別の形態で参加するか、いやそれはなかなかしない。

これは、上記の問題とは違うものですが、このような形で発表するなら、やはり全員主役(親にすれば我が子がしっかり見える,目立つことが重要)を考えなければなりません。

(中略)

どうすれば一人一人を主役とし、目立たせることができるか。前月のここでも書いたように「見る人を楽しませる」ことが視点から抜けてきてはないでしょうか。

今年もこれからひな壇を使う発表の場があります。同じ声が出てこないような工夫を願っています。

勘違いはしないでいただきたいのですが、先生方は「しない」のではなく、しようとしても伴う不安が多いのです。ひな壇を使っていたらなるべく途中で上り下りはしたくない、時間もかかるし安全面でも不安だ、と思うのです。そんな中で親御さんの希望にもかなえたい、と頑張っているのです。

今月末の運動会、12月のお祝い会、それに向けて今園児とともに先生方も頑張っています。記録に残すことも大事ですが、記憶に残すことも大切です。どうぞレンズ越しでなく、生の目、生の耳で子どもたちに声援を送って運動会やお祝い会を楽しんでください。カメラを持った手では「拍手」はできませんので……。子どもたちはお母さんやお父さんにほめてほしくて一生懸命なのです。

昨年の運動会での「かけっこ」、ちょっとぶれていますが…。