園長だより『こんにちは!園長で〜す』

No. 57 2018.7.23

子供叱るな 来た道だもの 年寄り笑うな 行く道だもの…

作者は不詳。浄土宗の熱心な信徒の誰かともいわれている。

また、永六輔が岩波新書『大往生』で紹介した言葉で、愛知県の犬山で見たビラの言葉を広めたという。

この言葉の全文は

「子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの、来た道行く道二人旅、これから通る今日の道、通り直しのできぬ道」

だそうです。

この言葉の最初の一節を見てみましょう。お年寄りや大人の口から「今時の若い者は……」と聞くことがよくありますが、振り返れば私たちも昔は若者、そして子供でした。大人になると子供の気持ちがわからない、といいますが、自分のことを棚に上げて子供をしかることはよくあります。でも、それは大人としてしなければならないこと、の一つかもしれません。でもこの言葉を全然気にしないとんでもない大人が多くなっています。最たるものは「しつけ」と称して子供に虐待を加える親、そして礼儀やマナーを知らない大人、なんだかんだと言いがかりをつけてくる「訳のわからない」大人たちです。

また反対に、若い人を叱る大人や老人に向かい、「自分たちもそうしてきたんだろう。」という若者がいます。この言葉の最初の部分だけ使っているのでしょう。しかし次に続く「年寄り笑うな……」を知らずに、罵声を浴びせる若者もいます。

時の流れが遅かった時代であればこの言葉はすっきりと入ってくるような気がします。しかし10年一昔ならず2~3年一昔の今は、自分たちが子供時代に通った道と別の道を子供たちは歩まざるを得なくなってきているのではないでしょうか。ならばこそ、その道の通り方をできるだけ示し、なるべく『通り直し』をしなくてもいいようにしてあげたいものです。

20日から夏休みに入りました。今年のこの暑さは異常とも思えるものです。年寄りが、今まで通ってきた道からの経験値では通用しないものです。年寄りは若い人の元に素直に従い、若い人は経験値だけで動く年寄りを笑うことなく、一緒にこの暑さを乗り切っていきましょう。

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