園長だより『こんにちは!園長で〜す』

No. 54 2018.4.20

春爛漫の

新年度がスタートし、幼稚園には今のところ時折の泣き声と子どもたちの歓声が響いています。

入園式があった翌日、年長さんとともに薬師堂へ行きました。例年ですと桜の花がきれいに咲き、これから満開を迎える様子だったのですが、今年はすでに葉桜になりつつありました。ちょっと早い春の訪れのいたずらでした。

毎年この時期になると、はるか50年近く前に郷里を離れて入った高校での寮生活を思い出します。その寮には寮歌があり、歌い出しは

♪春爛漫の花の下 秋煌々の月影に …

という歌詞でした。今の時代から見ると歌詞も古そうですし、曲調もいわゆる旧制高校の寮歌に似たようなものでした。でも若い時代の記憶というのはいつまでも残るもので、満開の桜や新学期(4月)を迎えると、なんとなく思い出してしまうものです。

聖和幼稚園に入園した子どもたちも幼いながらもその記憶をとどめてくれているのでしょうか。高校や大学のような「自分の希望する学校へ入る喜び」はまだだとしても、幼稚園生活が始まるドキドキなどを感じてくれていれば嬉しいですね。

でも、その記憶にとどめてもらうような幼稚園生活は、聖和の先生方の努力で日々営まわれています。私も入園式の中で話しましたが、幼稚園と保護者がお子さんのために『共育』(いろいろな考え方のある言葉ですが、大きくは「共に子育てや保育あたること」と捉えていただき、そのための「協働」をねらうものです)にあたることが大事であり、それがなければ記憶にとどめてもらうのも難しいのではと思います。

幼稚園に笑顔があふれ、子どもたちが日々を楽しく過ごすこと、その中で社会性や協調性が育まれ、一つ一つ「出来ること」が増えていくためにもぜひとも幼稚園も保護者も互いに協力、信頼し合うことが大切になるのではないでしょうか。

これらのことと合わせて「安全・安心」をしっかりとしていくためにも、クラスの子どもたちだけでなく園全体で、職員全員が一人一人の子どもたちを見ていくこととしています。

ぜひとも、保護者の方にも我が子のことはもちろんなのですが、他のお子さんにもたくさん目を向け、声をかけ、共に育てていってほしいと願っています。

「春爛漫の」は私の青春時代の思い出でしたが、子どもたちには「天真爛漫」に幼稚園生活を楽しく過ごしていく、そんなスタートの春となってほしいものです。

「満開」ではない桜のもとで年長さんの集合写真