園長だより『こんにちは!園長で〜す』

No. 37 2016.9.7

親の言葉が子どもに……

「ほら、そんなことしてるとお店の人に怒られるよ!」

この言葉を言われた子どもはどう考え、その後の行動はどうなっていくでしょうか。

小さいうちに身につけるべき『善悪の判断』が、行動そのものの善悪ではなく、『よその人に叱られる』ことになってしまいます。自分の行動がいいのか、悪いのかを考えずに、誰も叱らなかったら『なんだ、やってもいいんじゃないか』となってしまうのではないでしょうか。

やっていいことと悪いことの区別は学校に入ってからつけられるようになるのでは、遅いのです。区別がつかないことで、いじめをしたり、またいじめに遭ってしまうこともあるかもしれません。自分で歩いての登下校で道路の歩き方を知らないでおり、違反になる危ない歩き方で、交通事故に遭ってしまうかもしれません。

学校に入る前に多くの時間を共に過ごす「親」だからこそ、教えることが出来るのです。「他の人に叱られるから」ではなく「親が叱って」こそ、子どもは善悪の判断が出来て、その区別もつけられるようになっていくのではないかと思います。

幼稚園で必要のないものを持ってきて友達同士のトラブルが起きたりすることがあります。持って行っていいのかどうかの判断を園児にゆだねるのは、まだ難しいものがあります。お子さんの持ち物をしっかりと把握して、必要のないものは持たせない、その理由と共に話していただくと、お子さんは「どうして持って行ってはいけないのか」を徐々に理解していくようになります。

常にお子さんは、親の背中や言動を見て育っていくのです。もちろん、幼稚園や学校の先生についても同じことが言えますが……。

「ほら、そんなことしてるとお店(よその大人)の人に怒られるよ!」
ではなく、まず
『親が叱ってください。』  よろしくお願いします。

「ひよこ」さんのプール遊び