園長だより『こんにちは!園長で〜す』

No. 20 2015.10.16

秋ですね

栗、栗、いつ落ちる。

ひとつほしいが、もぎたいが、

落ちないうちにもがれたら、

栗、栗、落ちとくれ。

おとなしいよ、待ってるよ。

金子みすゞさんの『栗』という詩です。

昨日、今日と芋掘りをしてきたちびっこ農園のところに栗の木がありました。でも手が届きそうな大きさの木なので、栗のいがは一つしか見つけられませんでした。

かつて蔵王に勤めていたときは大きな栗の木があり、辺り一面に栗が落ちてきていました。拾うのはちょうどそのときに自然の家を利用している学校の子どもたちです。おそらく持ち帰れないほど拾った子もいたことでしょう。

栗が落ちるのは栗ができてからです。いががまだ緑色の時に無理にとってもおいしい栗にはなっていません。まるで、まだ未成熟の子どもに無理に大人の行動を求めているようなものです。しかし今の世の中、赤ちゃんの泣き声を我慢できなかったり、躾などと称したりして、子どもに無理に求め、それができないと相手が子どもであることも忘れて力づくになる、という出来事を多く聞きます。

自分も子どもの時があり、泣くのが仕事だった時があるのです。子どもの声がうるさいから保育所の建設に反対する方々もいるということも耳にします。子どもの成長を温かく見守ることのできる余裕のある時代に戻ってほしいものです。(昔はまだそうだったような気がします)

幼稚園の子どもの声も大きく、時折心配になることがあります。でも聖和幼稚園の近隣の方々は温かく見守ってくださっています。そんな幼稚園に自信を持って、来年度も入園してくれることを祈りつつ、先日入園説明会も開きました。

秋はこれからだんだん深くなってきます。薬師堂の木々も徐々に色づいていくことでしょう。

もうちょっとで落ちてくるのでしょうか。

もうちょっとで落ちてくるのでしょうか。